神葬祭

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仏教と神道の葬祭の大きな違いとはその霊魂観の違いにあります。
仏教における理想とは出家して修行を積み重ね、自らの煩悩を捨て、悟りの境地に達し、死後に涅槃成仏(ねはんじょうぶつ)という状態に至ることをいいます。悟りの境地に達しないと亡くなって四十九日後に六道のいずれかに生まれ変わり、迷いの生を続けることになります。
これに対し神道は、現世を第一義に考えています。人が亡くなった後も霊魂は不滅であり、まつられて鎮まった「みたま」は、子孫を見守る祖霊となります。こうした考え方により、葬祭では故人の生前の功績を讃え、遺徳を偲びます。

①納棺の儀
②遷霊祭、通夜祭
③出棺祭
④火葬祭
⑤葬場祭
⑥帰家祭 葬儀終了の由を霊前に奉告する儀
⑦毎十日祭
⑧埋葬祭
⑨清祓の儀 忌明けに行う清めの儀
⑩百日祭
⑪一年祭

通夜祭は夜を徹して故人の御霊を慰めるお祭りです。遷霊祭は「みたまうつし」ともいい、死者の霊を霊爾に遷す儀式です。

葬場祭とは故人に最後の訣別を告げる最大の重儀です。これからは祖霊となり、家の守護神としてまつられるように祈りを込めた祭詞が奏上されます。